昨日「東洋経済ONLINE」でも取り上げられていた記事があります。
引用:http://toyokeizai.net/articles/-/178661
2017年に入ってから顕著になった、宅配便の限界と再配達問題を解決するアイテムとして「宅配ボックス」が注目されています。
東洋経済の記事でも取り上げられていますが、新築マンションの場合は、ほとんど全てと言ってもいいくらい設置されています。
しかし、戸建ての場合や、既に建っているアパートやマンションと言った集合住宅の場合、宅配ボックスは設置できるのかという疑問が湧いてきます。
また、どんなメリットがあるのか、どんな種類があるのか。
そして気になるのは、どんな荷物を宅配ボックスで受け取れるのか、ということではないでしょうか。
そこで今回は、今注目の「宅配ボックス」についてお伝えしたいと思います。
留守がちな方、再配達が多くて電話するのが面倒な方は必見です。
1: 宅配ボックスとは

「宅配ボックス」とは何でしょう。
先ほどお話しましたように、宅配便の再配達問題が大きく取り上げられるようになったことで注目されたアイテムです。
戸建てや集合住宅へ宅配便で荷物が届いたけれど、家に人が居ないため受け取れなかった。
そんなとき、あなたに変わって宅配便のスタッフから荷物を受け取ってくれる「ポスト」の大きい版が「宅配ボックス」です。
宅配ボックスの登場で、宅配便のスタッフが「再配達」することが減りました。
また、配達は時間指定しないと、いつ届くかわかりません。
受け取る側の私たちも、
「もうそろそろ来るかな?」
と気にしながら出掛けにくくなることもあります。
そして、出掛けているときに限って配達され、不在伝票を受け取って再配達依頼をする場合が多いでしょう。
配達する側、受け取る側、どちらの手間も省けるのが「宅配ボックス」というアイテムなのです。
2: 宅配ボックスのメリット

一番のメリットは「再配達の依頼をしなくてもいい」というところでしょう。
また、急な外出でも、荷物がいつ届いても気にしなくていいというメリットもあります。
さらに、セキュリティや防犯というメリットもあります。
- 夜の配達
- お昼間の一人の時間帯
- お子さんと二人きりのとき
- お子さんだけで留守番中のとき
玄関を開けて受け取るのはちょっと、、、
そんなときもあると思います。
でも、宅配ボックスがあれば、家に居てもインターフォンで
「宅配ボックスへ入れて置いてください」
と言えば済みますから、対面することがないので不安が少なくなります。
また、
- 入浴中で出られないとき
- 晩ご飯の準備で手が離せないとき
- テレビに夢中で気がつかなかった
こういうときでも「再配達の依頼、めんどう・・・」という気持ちを持つことがなくなります。
3: 宅配ボックスの種類

宅配ボックスには、
- 機械式
- 電気制御式
この2つの種類があります。
機械式は「金庫」をイメージしてください。
ダイヤルなどで鍵を掛ける方法です。
電気制御式は画面で操作することで、施錠できる方法です。
機械式の多くは電気の配線が必要ありませんので、後付けで設置しやすいメリットがあります。
電気制御式は電気の配線が必要ですが、防犯装置と連動できるタイプもありますので、セキュリティと防犯の力が強くなります。
戸建てや既に建っている集合住宅なら、機械式は電気工事や配線が必要ないので簡単に設置できます。
新築の場合ですと、最初から電気の配線がスマートにできますから、電気制御式を選ぶ方も多いです。
4: どんな荷物は受け取れるのか

これは気になるところです。
まず、受け取れない荷物の代表は
「生鮮食料品」
生ものを宅配ボックスで受け取ることはできません。
他には
- 貴重品
- 書留
手渡しでないといけないものは「不可」と思ってください。
そして注意しておくことは、宅配便の荷物には様々な大きさが存在するということです。
配達された荷物が宅配ボックスに入らない場合、宅配ボックスのメリットが発揮されません。
よく配達される荷物の大きさを考えて、宅配ボックスを選ぶ必要があります。
もう一つ注意があります。
宅配ボックスは、ボックスひとつにつき、一個の荷物しか受け取れません。
既に宅配ボックスへ荷物が入っていた場合、次に届いた荷物は再配達となります。
まとめると、受け取れるのは
- 生ものではない
- 貴重品や書留などではない
- 宅配ボックスに入るサイズの荷物
- 宅配ボックスが空のとき
ということになります。
一日のほぼ同じ時間帯に、ヤマト便の荷物が届いて、佐川急便の荷物が届いて、Fedexからも荷物が届いた。
こんな場合、どれか2社の荷物は「再配達の依頼」が必要です。
または、
午前中にヤマト便から荷物が届いて宅配ボックスへ。
夕方、別の荷物がヤマト便で届いた場合、宅配ボックスが空ではないので、二度目の配達分は「再配達の依頼」が必要です。
5: 設置の方法

宅配ボックスの設置方法には、いくつかの方法があります。
(1)埋め込みタイプ
住宅の壁や門塀や外壁に埋め込むタイプです。
(2)壁掛けタイプ
大きな荷物を受け取ることはできませんが、本やCDなど薄くて軽い荷物が多いのなら、玄関横の省スペースに取り付けることができます。
(3)据え置きタイプ
玄関横などのスペースに「ドン」と置くタイプです。
このタイプは大きくて重いものでも受け取れます。
(4)専用ポールタイプ
オープン外構の場合、玄関へのアプローチに近い部分へ、専用のポールを使って宅配ボックスを独立して設置することができます。
新築でなくても、戸建てや集合住宅に宅配ボックスを設置することは可能です。
特に壁掛けタイプや据え置きタイプなら、大きな工事も必要ありませんので簡単に設置できますね。
6: まとめ
宅配ボックスは、これから増えていくアイテムだと思います。
宅配便の配達問題もありますが、荷物が届くたび受け取りに出なくてもいいという便利さがあります。
ぜひ、家族構成やライフスタイル、防犯などを考えて大切なお家の外構のひとつとして検討してみてほしいアイテムです。
大きさ、デザイン、使い勝手。
あなたのお住まいにぴったりあった宅配ボックスを選んでください。
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