カーポートやガレージを考えるとき、あなたは車の出し入れのしやすさを考えられると思います。
当然、その中には駐車スペースの広さや前面道路の幅、子供の飛び出しや安全性を気にされることでしょう。
しかし、本当に便利な駐車スペースを手に入れるには、細かなことですが、今回ご紹介する内容を一緒に考えておくことが必要です。
では、一緒に見ていきましょう。
目次
1: 駐車スペースはデザインだけではありません

戸建ての駐車スペースのデザインを考えるとき、車を停める床部分にだけコンクリートやレンガを敷き、駐車スペースだけを確保するという方法があります。
また、その上にカーポートを設置して、雨や雪を防ぐという方法もあります。
ここまでは多くの人がやることですが、もう一歩進めて考えておきたいのです。
というのも、
- 洗車する場合。
- 趣味で少し整備する場合。
- 買い物へ出かけたとき、荷物を一時的に置いておきたい場合。
こういった「ちょっとした」ときにも、駐車スペースが便利になるようにしておきたいのです。
例えば、駐車スペースを少し余裕のある広さにしておくことで、カーポートの下にテーブルやイスを置けます。
そうすると、洗車するとき、整備するとき、道具を置くこともできるでしょう。
買い物へ出かけたとき、荷物を一時的にテーブルへ置くことができると、大変便利なはずです。
駐車スペースは、デザインや広さだけではなく、こういった「ちょっとした」アイテムを用意しておくで、より使いやすい場所へと変化させることができます。
2: 駐車のしやすさをアップする設備

駐車スペースに車を停めるとき、もっと楽に駐車できるようにしておきましょう。
そのためにおすすめなのが、LED照明です。
特にセンサー付きのタイプなら、とてもいいです。
夜の駐車スペースは見えにくいものです。
また、防犯面からも明かりがあったほうが安心できます。
そこで、動きに反応するセンサー付きのLED照明を設置するだけで、いつでも駐車スペースが明るくなり使いやすくなります。
夜に帰ってきてトランクを開けたとき、照明で明るくなると荷物の出し入れも簡単です。
また、不審者が駐車スペースへ入ろうとしても、LED照明で照らされますから、あきらめてくれる可能性も高まります。
3: 安心して出し入れできる設備

カーポートの柱がギリギリ。
駐車スペースにゆとりがない。
このような場合、車を出し入れするためにヒヤヒヤします。
特に運転歴が浅いご家族がいらっしゃる場合、毎日車を使われる方がいらっしゃる場合、どうしても横を擦ってしまう可能性が出てきます。
このような場合、駐車スペースにゆとりを持たせられればいいのですが、今から拡張することも大変ですよね。
そこで、カーポートや駐車スペースの中で擦りそうな部分に、予めクッション材を設置しておくと安心です。
カーポートのオプションでクッション材が用意されているメーカーもありますし、ホームセンターなどで樹脂製のクッション材を購入して取り付けておくのも方法です。
さらに、駐車スペースでありがちなのがバックで駐車したとき、思いあまって後ろへ激突することです。
これは事故にもつながりますから、そうなる前に車止めを設置しておきましょう。
「カーストッパー」「タイヤ止め」という名称で販売されていますので、「ここからは下がると危ない!」という位置へ設置すると効果的です。
ホントにちょっとしたことなのですが、運転初心者の方や、毎日使われる方には安心が高まる方法です。
4: コンセントと水栓を忘れてはいけません

駐車スペース付近には、次の3つがあると大変便利になります。
・コンセント
車内に掃除機がかけやすいです。
また、洗浄機なども使いやすくなります。
庭仕事にも使えますので、駐車スペースの近くにはコンセントをお忘れなく。
・立水栓
洗車をするためには必要です。
コンセントと同じように、大変便利に使えます。
例えば、アウトドアを楽しんだ後、駐車スペースで汚れたものを洗うこともできます。
庭仕事にも使えますので、コンセントと一緒に忘れず設置しておきましょう。
・充電設備
電気自動車をお持ちなら。
将来購入を考えておられるなら。
駐車スペースに充電設備が必要になります。
いろいろな機能が備わった門柱には、充電機能を持っているものもあります。
これからの時代、コンセント、水栓、充電設備の3つは、駐車スペースに必須なアイテムになると思います。
5: 目隠しがあると大変便利

これが一番忘れがちなものです。
駐車スペースには、予備のタイヤや工具類を置く方がいらっしゃいます。
また、お子さんの三輪車や細々した遊び道具を置く場所にもなります。
このような物が駐車スペースやその付近に散らばっていると、外から見るとゴチャゴチャした家に見えてしまいます。
人によっては「片づけられない家族」と見られる可能性もゼロではありません。
そこで、そんなイメージを与えないためにも、自分たちが見てもスッキリとした気持ちいい状態を手に入れるためにも、駐車スペースには収納を設置しておきましょう。
収納までは置けない場合でも、側面部分にウッドのパネルを設置するだけで、ゴチャゴチャを目隠しで見えなくすることができます。
6: まとめ
いかがだったでしょうか。
駐車スペースはデザインや広さだけではなく、今回お話しましたような「ちょっとした」アイテムを用意しておくことで、断然使い勝手が変わってきます。
また、外からの見られ方も変わりますから、ぜひ駐車スペースを検討されるときには、デザインだけではなく本当の使い勝手まで考えてみてください。
今回の内容が、あなたの暮らしを少しでも快適にできるヒントになれば幸いです。
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