車をもう一台購入したい。
お家で教室をするので来客用に一台分増やしたい。
もう少し広ければ車いすでも乗り降りしやすいのに。
これまでは一台分の駐車スペースで良かったけれど、ライフイベントによってもう一台停められるようにしたい。
こんなご要望が増えています。
そこで、今は一台しか停められないけれど、何とかして駐車スペースを増設したい。
そんな方のために、駐車場を増設するときの注意点や、決めておきたいことを紹介したいと思います。
また、一般的な工事の流れもお伝えしますので、ご家族で工事前からのシミュレーションをしていただければ、よりスムーズに増設が完了すると思います。
目次
1: 駐車場を増設するときの注意点

最初に駐車場の増設で注意しておくポイントをお伝えします。
普段はあまり考えないことばかりなので、忘れていて後で困ったということもありますので、最初に気にかけておきましょう。
1.1: 水道の配管
生活する上で必ず必要なもの。
それは「水」ですね。
水道の水はお家の外側から敷地内へ配管を地中へ埋めて引き込んでいますので、普段は目にすることはありません。
しかし、地中に埋まっている水道の配管が、駐車場の増設工事で破損すると、その瞬間から
- お風呂
- トイレ
- 料理
- 洗濯
- 身支度
すべてが快適にできなくなります。
特に夏の場合はガマンすることができませんので、寒い時期よりつらいことになります。
そこで駐車場の増設を考えるときには、お手本になるお家の図面をひっぱりだし、水道の配管がどこに埋まっているのか、どのくらいの深さに埋まっているのかを確認しておきましょう。
水道の配管場所によっては、一度止めて配管を移動しないといけないこともあります。
こういったことは工事業者へ相談すると、配管の移動が必要な場合にかかる費用も見積もりで教えてもらうことができます。
1.2: ガスの配管
水道の配管の次は、ガスの配管です。
オール電化のお家であれば関係ありませんが、ガスを使っておられるなら、こちらも水道と同じように埋まっている場所と深さを確認しておきましょう。
お家の図面に載っているはずですので、チェックしておきたいところです。
また、工事業者にも伝えておき、見積もりでヌケのないようにしておきましょう。
1.3: 必要な駐車スペース
当たり前の話なのですが、どれくらいの広さを増設するのか、きちんとはかっておかないといけません。
駐車する車の大きさ。
ドアの開け閉めの具合。
運転者の力量。
だいたいこれくらいだろうと考えて工事をしたのは良いけれど、実際に車がやってくると、、、
「狭すぎてちょっと不安」とか
「自分の運転では入れられない」とか
「車は停まるけれどドアが……」ということもあります。
こういった残念なことになっては、工事をしてももったいないです。
少し余裕を持ったスペースを考えておきましょう。
2: 駐車場の増設で決めること

駐車場の増設で決めることをお話します。
2.1: 3つの費用を知ろう
駐車場の増設は、3つの費用で決まります
- 駐車場のスタイル
- 足元の舗装
- フェンス
それでは具体的なことを見ていきましょう。
2.2: スタイルで変わる
駐車場には次のスタイルがあります。
- オープン
- カーポート設置
- 部屋のようなガレージ
間違いなく費用面でもっとも安くて済むのはオープンスタイルです。
道路と敷地の間には何もありませんので、庭だった部分を工事して平たくするだけでOKです。
工事期間も短いですし、運転が苦手な方も障害物が少ないので停めやすいです。
ただ、雨の日は車が雨ざらしになりますし、乗り降りするときに濡れることは間違いありません。
強い日差しにもさらされているため、車の塗装や内装には負担の大きいスタイルです。
そこでオープンだけれど、雨と日差しだけからは何とかしたい。
そんな場合には、カーポートを取り付けることがおすすめです。
カーポートなら屋根がありますので、雨や雪を防げます。
乗り降りするときにも、傘を差しながら面倒な動きをしなくて済みますので快適に使うことができるでしょう。
日差しからの負担も、かなり防げますので車も長持ちするはずです。
でも、黄砂とか気になるし、盗難とかいたずらも心配。
こんな方は、部屋のように囲んだ建物「ガレージ」がおすすめです。
四方が囲まれているため、安心感が違います。
2.3: 舗装でも変わる
舗装で見た目や使い勝手が変わります。
もっとも見た目が映えるのは、コンクリートです。
好きなデザインにできますし、汚れも水で流すだけで簡単です。
コンクリートは費用が高いので、という方には、アスファルトがあります。
一般的な駐車場に敷かれているものです。
ただ、見た目が地味なので、使っていると表面がはげてきたり、車の熱でへこんだりすることがあります。
最後にもっとも費用が安い方法。砂利を敷くタイプです。
砂利の下の水はけがきちんと出来れていれば、足元がぬかるむこともありません。
どうしても避けられないのは、タイヤの轍(わだち)が出来てしまうことです。
2.4: フェンスでも変わる
オープンスタイルなら、何もしないというのも選択肢です。
でも、それではちょっと心配ということなら、ポールを立てることでフェンスの代わりをさせることもできます。
もう少し防犯対策まで行いたいなら、跳ね上げ式のゲートを取り付けることで実現できます。
費用は少し高額ですが、見た目にも美しいのでお家のアクセントとしても活用できます。
跳ね上げ式のゲートよりも防犯性を高めるならシャッターです。
リモコンで開け閉めできるものが便利ですので、シャッターを選ばれる場合は選んでおくと雨の日にありがたさが身に染みます。
2.5: お金を掛けるところ、そうでないところ
ポイントは、人目に付かないところは安く。
人目に触れるところはしっかりと美しいものを選ぶ。
これが賢いお金の掛け方です。
結局、人目に付くところというのは、自分も毎日目にするところなので、しっかりしたものでないと後悔することになります。
2.6: 良い業者の見つけ方
もう一つ、決めることは良い業者を見つけることです。
これは外溝工事を専門に行うG-Stoneの経験から申し上げますが、見積もりは同じプランで複数の業者から取るのが良いでしょう。
絶対にプランを変えて、それぞれの業者に話し、見積もりを取ってはいけません。比較するべき部分が違っていると、正しく比べることができません。
ここを注意して、2~3社に見積もりを出してもらってください。
そして、それぞれの見積もり金額の理由をお聞きいただき、納得できる説明のあるところへ依頼してもらいたいと思います。
3: 駐車場の増設工事の流れを紹介

最後に、工事の大まかな流れを紹介しておきます。
(1)現地調査と設計
これ無しでは何も進みません。
デザインなどもここで決めることになります。
(2)見積もり
見積もりを検討します。
値段が安いだけで決めないでください。
(3)工事前の準備
お庭に置いてあるものは移動しておきましょう。
また、ご近所への挨拶も忘れてはいけません。
G-Stoneでは、ご近所へ一緒にご挨拶へ伺わせていただいています。
工事をする本人の顔をわかっていただいた方が、ご近所の方も安心されるのではと思っています。
(4)解体と撤去工事
解体と撤去の工事を行います。
大きな機械が入ってくることもあります。
また、人があちこち動きますので、少し落ち着かないかもしれません。
(5)地面を掘る
地面を掘っていきます。
駐車スペースを作る下地を準備していると思ってください。
(6)舗装する
舗装します。
コンクリートの場合は、乾くまで少し時間がかかります。
(7)門やフェンスをつける
ご依頼があれば取り付けをします。
(8)ご確認いただき引き渡し
完成した状態を確認いただき、お引き渡しいたします。
G-Stoneでは、アフターフォローも手を抜かず行っていますので、気になることがあればいつでもご連絡ください。
4: まとめ
駐車場の増設は、こういったポイントに注意し、必要なことを決めておくとスムーズに進みます。
信頼できる工事業者へ相談し、長く使える駐車場にしてください。
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