あなたの家のお庭は、日が暮れるとどのような表情をしているでしょうか。
庭の照明である「ガーデンライト」を暮らしに取り入れることで、これまでとは違った生活の楽しみ方を実感できるはずです。
室内のリビングだけではなく、お庭を照明で演出することでアウトドアリビングとしてもっと暮らしに潤いを与え楽しんでも良いのではないでしょうか。
目次
1: 庭の照明「ガーデンライト」の役割とは

庭の照明である「ガーデンライト」には、次のような役割があります。
実利的な部分もあれば、あなたの価値観を表現する部分もあります。
(1)防犯性
庭を照明で照らすことで、暗い部分を少なくすることができます。
死角をなくし、物陰を減らすことで侵入者を牽制することに役立つでしょう。
どうしても暗い場所があると、潜みやすいので侵入者に選ばれやすいのですが、潜めない状態を作ればあきらめてくれる可能性が高まります。
(2)安全性
夜のスロープや曲がった玄関アプローチは、足元が見えにくいので転倒する危険があります。
また、小さな段差や飛び石などは、お住まいの方なら覚えているので大丈夫かもしれないのですが、遊びに来られた知人たちは覚えていないので、つまずいてしまうことも考えられます。
さらに年配の方がいらっしゃる場合ですと、夏以外は午後5時をすぎるころから薄暗くなるので、年配者の視力が弱っていると足元がはっきりと見えなくなり、これも転倒の危険性を生み出してしまいます。
(3)機能性
照明のない庭は真っ暗です。
道路に街灯があっても、庭を照らしているのではありませんので、薄暗い感じは否めません。
でも庭に専用の照明があれば、思っている場所を照らすことができます。
庭に出たウッドデッキを照明で明るくすると、夕方や夜でもリラックスする場所として利用できます。
芝の部分を照らすなら、小さなテントを張って「アウトドアリビング」として、お子さんと一緒に楽しい思い出を作ることができるでしょう。
(4)見た目の美しさ
イベントのひとつとして「ライトアップ」というものがあります。
お寺や池などで行うと、あっという間に人だかりができます。
これと同じように、お庭をライトアップすることで、これまでとは違った美しい光景をあなたのお家で作り出すことができるのです。
2: 庭の照明「ガーデンライト」を選ぶ方法

ガーデンライトを選ぶとき、次の点に注意して選ぶと失敗することが減るでしょう。
(1)設置する理由
ガーデンライトを設置する理由があるはずです。
あなたにとって、設置する理由は何でしょうか?
- 防犯性の向上
- 安全性の向上
- 見た目の楽しさ
どれも正解や間違いはありません。
あなたの価値観によって、どうして設置するのかという理由を明確にしてもらいたいのです。
そうしないと、気に入ったガーデンライトや光のアレンジを楽しむことができません。
(2)メンテナンス性
地味に大切なのがメンテナンス性。
簡単に切れる電球よりも、長持ちするLEDを選ぶとか。
サッと汚れを拭きやすい形状のものを選ぶとか。
こういったものは、メンテナンスフリーで使い続けることはできませんので、後々負担になって「やっぱりいらない」とならないためにもチェックしておきましょう。
(3)庭に合った色や形
お庭の雰囲気や住宅から受ける印象。
これらに合った照明の色や形を選ぶのがおすすめです。
家と庭と照明の一体感が出来てこそ、通行する人が見ても「いいなぁ」と感じてもらえるガーデンライトになります。
(4)照明タイプ
照明には
- コンセントから電気を使うタイプ
- 電池で光るタイプ
- 太陽光を蓄電するタイプ
こういったタイプがあります。
あなたのお庭に屋外コンセントがあるかどうかなど、電源供給の方法を確認しておきましょう。
3: 庭で使える照明の種類8選

それでは代表的な照明を紹介します。
おそらく、この中の照明が既にある方もいらっしゃるでしょう。
(1)表札灯
玄関や門のところにある表札を照らすライトです。
表札灯を変えるだけで、お家の雰囲気が変わります。
(2)門柱灯
門柱の上で灯っているライトです。
形や色合いによって、豪華に見えたりシックに見えたりします。
存在感のあるライトですので、取り替えるだけで印象を変えることができるでしょう。
(3)ポールライト
玄関アプローチなど、人が通る部分に設置される高さのあるライトです。
足元も明るく、目でも見やすい位置にあるので、夜の通り道にあると安心ですね。
(4)フットライト
足元を照らすおしゃれなライトです。
玄関アプローチに沿って設置されることも多く、ナビゲーションの役割も担っています。
少しぼんやりとした柔らかい光だと、かなりおしゃれな雰囲気を楽しめると思います。
(5)スポットライト
壁面やシンボルツリーを照らすことで、存在感を表現できます。
また、間接照明にすることでシルエットを楽しむこともできます。
イタリアンなどのお店の入り口で、おしゃれな演出のツールとして使われていることも多いライトです。
お店の照らし方を参考にするだけで、あなたのお家も一気におしゃれ度がアップするかもしれません。
(6)地中埋め込み型ライト
地中に埋め込んで上の部分を照らすライトです。
ライトそのものはスポットライトのような存在感はありませんが、木の間などに埋め込むことで、ラウンジのような雰囲気を作ることもできます。
(7)デッキライト
ウッドデッキに埋め込んで使うライトです。
これだけでも、アウトドアリビングを楽しむ機会が増えますね。
(8)ウォーターライト
ビオトープが庭にあるのなら、こういった特殊なライトを入れることで幻想的な雰囲気を作り出すこともできます。
4: 庭で効果的に照明を使うポイント

(1)シンボルツリー
もっともインパクトがあり、存在感を出せるのがシンボルツリーをスポットライトや、地中埋め込み型ライトを使って下から照らすことです。
光りと影を上手に使うことで、おしゃれな雰囲気を演出できます。
(2)花壇
ガーデニングがお好きなら、花壇の間にライトを入れておくことで、リビングから夜でも庭が楽しめます。
(3)玄関
安全面からも玄関やアプローチ部分は照明をつけておきたいですね。
(4)外壁
間接照明を使って外壁をキャンパスにしてみましょう。
照明は明るくするだけが使い方ではありません。
間接照明にすることで、シルエットを際だたせて楽しむこともできます。
(5)デッキ
ウッドデッキなどは、明かりがないとお昼間しか使えません。
しかし照明を取り付けると、夜でも読書する空間になったり、ゆっくりとリラックスして過ごす空間に変化したりします。
5: 庭の照明には3つのタイプがある

庭の照明には3つの電源供給タイプがあります。
それぞれの特性がありますので、あなたの使い勝手を考えて選びましょう。
(1)ソーラー
太陽光を蓄電して使うタイプです。
電気工事やコンセントが必要ありませんので、好きなところへ置くだけでOK。
レイアウトも、いつでも簡単に移動できますし、電気代が必要ないのも魅力です。
(2)乾電池
ソーラーよりも明るく照らせます。
コンセントを使っていないので、置き場所に制限もありません。
しかし、乾電池は消費していきますので交換作業が必要になります。
(3)12V
ガーデンライトの代表的な電源というと、12V電源です。
コンセントの配線工事が必要ですが、天候を気にせず安定した明かりが供給されます。
家庭用100Vを、機械を使って12Vへ変換し利用するため、感電する心配もありません。
6: 庭の照明は光の色で効果も変わる!

庭の照明を選ぶときには、光の色の効果を知っていると、あなたの暮らしにあったものが選べるでしょう。
(1)オレンジ
リラックスしながら、明るい気分になる効果があると言われています。
(2ブルー
気持ちを落ち着けてくれる色のようです。
(3)グリーン
穏やかな気分で過ごしたいなら、グリーンがおすすめです。
他にも色の効果は様々な説があります。
「色 心理」などのキーワードで検索し、参考にしてみるのもおすすめです。
7: まとめ
庭の照明である「ガーデンライト」を暮らしに取り入れることで、帰宅したときの気分や、寝る前の気分が変化するかもしれません。
また、リビングから見るライトアップされた庭は、あなたの心を豊かにしてくれる可能性もあります。
ぜひ、庭の照明で新しい視点や暮らし方を体感してもらいたいと思います。
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