家事の中で最も思い通りにならないこと。
それは「洗濯」です。
春先の花粉。
季節の変わり目に多い、突然の雨。
梅雨時期の長雨。
最近では、夏場に多い「ゲリラ豪雨」。
晴れた日でも、急に帰宅が遅くなるときは不安なものです。
そこで今回は、もっと快適になるはずの、洗濯干し場についてご紹介していきます。
1: 暮らしに合わせたプランニング

思い通りにならない家事の筆頭は洗濯でしょう。
天候や突然の雨。
特に日本の場合ですと、梅雨時期は洗濯物を干す場所が外だけでは、干すことがむずかしくなります。
そこで新築やリフォームを行うときには、洗濯物を干す場所についてプランニングしておいてほしいのです。
できれば洗濯でストレスは持ちたくありません。
もちろん外出していて雨が降ってきても安心できるのがベストです。
風が強い日でも、花粉が飛ぶ時期でも、黄砂が降ってくるときでも、気にせずいつでも洗濯干し場を使いたいというのが本音ではないでしょうか。
ですから、新築やリフォームを考えたとき、まずあなたの毎日の生活を洗い出してみてください。
そして、家事の中の一つである洗濯の方法を見極め、お家の間取りや環境などを含めて、より良い洗濯干し場を検討するようにしてください。
2: 庭やバルコニーを使うときのポイント

では、具体的に庭やバルコニーを使った洗濯干し場のポイントを見ていきます。
(1)テラスやデッキを使う場合
新築やリフォームで人気なのがウッドデッキやリビングからつながるテラスです。
どちらもお茶を楽しんだり、休日の趣味の場として使ったりできるので人気のスペースです。
テラスやデッキは囲いがなく、開放的なスペースが魅力ですが、洗濯干し場として利用するなら、屋根を設けておくことを忘れてはいけません。
テラスやデッキに屋根をつけることで、洗濯干し場としての利用もさることながら、夏場の紫外線対策にも効果を発揮します。
また、設置する屋根には特性があることも知っておいてください。
- 風に強い特性
- 雪に強い特性
- 物干し竿をかけるパーツが豊富なもの
あなたがお住まいの地域や使い方に適した屋根のタイプを選んでください。
(2)サンルームを使う場合
テラスやデッキもいいけれど、花粉やPM2.5などが気になるなら。
オープンなテラスやデッキではなく、屋根と囲いがしっかりとしたサンルームを選ぶことが最適です。
サンルームは居間の延長線上にあるものなので、居心地の良さが追求されています。
また、まわりをガラス張りにすると、日光をおもいきり受けることもできます。
このような場所へ洗濯物を干すのは、家事の効率をアップするという意味では、本当に最高な空間だと思います。
花粉やPM2.5の心配もなく、突然の雨や強風の不安もない。
お日様を受けることもできるので、洗濯物も乾きやすい。
サンルームが設置できるスペースがあるなら、ぜひ検討してみてほしい方法です。
(3)テラス囲い
サンルームに似ているのが「テラス囲い」です。
オープンな雰囲気のテラスに、屋根と囲いをつけることで、サンルームのような部屋を手に入れることができます。
サンルームよりも簡易なので、耐久性能は下がりますが、豪雪地域でないのなら、十分快適に使える選択肢です。
サンルームは費用的にちょっと、、、。
という場合には、テラス囲いで代用できないか検討するのもポイントです。
(4)カーポートを使う場合
カーポートによっては洗濯竿をかけられるオプションが用意されています。
大きめのカーポートなら、車が出ているときは洗濯干し場として利用することが可能です。
ただし、カーポートを使った洗濯干し場で注意してほしいのは、カーポートの設置場所。
多くのカーポートは車を出し入れしやすくするため、家の正面にあることが多いです。
ということは、カーポートに洗濯物を干すと、道路や近所から見えてしまいます。
野外の洗濯干し場でカーポートを利用するなら、目隠しなどで配慮することを忘れないでください。
(田舎ですと、ぜんぜん大丈夫なんですけどね。)
(5)裏手のスペースを使う場合
野外の洗濯干し場に使えるのが、裏手にできるちょっとしたスペース。
たくさんの洗濯物を干すことはできませんが、夜にも干しておきたいときなどに活用することができます。
このスペースも、できれば小さな屋根をつけておくと、突然の雨や霧などで湿気を含むことが減ります。
(6)バルコニーを使う場合
バルコニーで洗濯物を干す場合、バルコニーの軒は深めにしておきましょう。
そうすることで、少しくらい雨が降っても安心できます。
また、日当たりが少し悪くなりますが、バルコニーを囲うことで強風によって洗濯物が飛んでいく心配がなくなります。
また、囲いがあれば、近所からの視線も気になりません。
このように野外での洗濯干し場に共通するのは、雨への対策をどうするのかというところと、近所からの視線対策です。
3: 室内干しでのポイント

雨や視線を気にしたくない。
だから、室内での洗濯干し場に人気が出ているようです。
(1)広さを考えましょう
新築やリフォームのタイミングで、室内の洗濯干し場を考えるなら、洗濯物の量から必要な部屋の広さを考えておきましょう。
そして、これから未来のことも考えておきたいところです。
今はご夫婦だけだったとしても、2~3年後にお子さんが増える。
そして、5~6年するとお子さんが小学校へ。
学校へ通い出すと洗濯物は増える一方です。
そして、中学、高校へと進学するにしたがって、クラブ活動などにより洗濯物の量が増えていきます。
そして、洗濯物も大きくなりますから、必然的に干す場所が広くないと使い勝手が悪くなります。
ですから、室内での洗濯干し場を考えておられるなら、専用のスペースを少し広めに確保しておくと未来も安心できます。
また、プランニングするときには、採光や通風、喚起を考えた材料、天窓などを一緒に検討することも忘れないようにしてください。
(2)浴室換気暖房乾燥機は使えるのか
浴室を暖める。
浴室をカラッとさせカビ対策もできる。
このような機能で人気がある「浴室換気暖房乾燥機」。
では、浴室換気暖房乾燥機があるからと言って、室内での洗濯干し場を確保したことになるのかというと、、、
- 雨の日でも乾かすことができます。
- 夜でも乾かすことができます。
- 花粉やPM2.5の影響も少ないです。
- 省スペースで干すことができます。
このような特徴があるため、これだけで大丈夫な気もしますが、実際にはこれだけではスペースが足りません。
また、入浴しているときは使えませんので、補助的な使い方と考えておく方が無難です。
4: まとめ
家族構成の変化やライフスタイルによって変化するのが洗濯物。
そして洗濯は、ほぼ毎日する家事のひとつですから、できれば快適に簡単に楽にしたいものです。
だから、できるだけ天気の影響を受けない良い方法を選んでもらいたいと思います。
サンルームやテラス囲い、カーポートの利用など、あなたのご家庭にどれがぴったりなのか決めかねておられるなら、外構専門のG-Stoneへご相談ください。
丁寧にお話をお聞きし、豊富な経験と知識から、プロとしてのアドバイスをさせていただきます。
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