ガーデニングを楽しんでおられるあなたへ。
お昼間は、あなたの自信作のお庭を見て楽しく過ごすことができますが、日が暮れて夜になると、せっかくのお庭も見えません。
あなたも見えませんし、お家の前を通る人の目に楽しみを届けることもできません。
そこで、今回はガーデニングを楽しんでおられるあなたへ、お庭のライトアップを提案したいと思います。
目次
1: 失敗しないライトの選び方

お庭のライトを選ぶとき、次の4つのポイントに注意しておくと、失敗することが激減します。
ポイント1:色と形
ライトだけを見て選ぶことはやめましょう。
あくまでもライトはお庭を演出するアイテムですから、選ぶ基準は「庭」にあります。
あなたのお庭に合ったライトの色と形を選ぶことが大切です。
今は、アンティーク調からポップなもの、和風のものや、外からは見えない埋め込み式のものなどがあります。
また、ライト色も、シルバーやブラックなどが登場していますので、あなたのお庭にあったライトの色と形を選んでください。
ポイント2:目的と設置する場所と数
お庭にライトを設置する目的をはっきりとしておきましょう。
防犯目的なのか、お庭を楽しむためのものなのか。
目的によって設置する場所や、ライトの数も違ってきます。
また、お庭を楽しむ場合には、どのような方向からライトを当てるのかを検討する必要もあります。
まず「目的」を決めてください。
目的が決まれば、設置する場所と数はおのずと決まってきます。
ポイント3:電源
忘れがちなのですが、お庭にはコンセントがあまりありません。
お家によっては、お庭の中に防水性のコンセントが設置されているところもありますが、あまり多いとは言えないですね。
そこで、ライトを設置するときには、電源をどうするかを考えましょう。
お庭にコンセントがあるのか無いのか。
電源をお庭に設置して増やすのか。
どちらも無理そうなら太陽光を使うのか。
また、お庭のライトを手動で点灯・消灯するのは面倒ですから、できることなら「自動点灯・自動消灯」が理想的です。
ポイント4:メンテナンス
メンテナンスフリーのライトも増えてきています。
また、従来の電球タイプではなく、寿命の長いLEDタイプも登場しています。
できるだけ手間の掛からないライトを選ぶのがポイントです。
2: お庭で使えるライトのタイプ

では、お庭で使えるライトのタイプを紹介しておきます。
(1)スタンドタイプ
玄関アプローチやテラスと庭との境目などに設置することで、リラックスした空間を演出できるタイプです。
灯りが目線よりも下になりますので、ギラギラした印象がありませんから、ゆっくりお庭を眺めていても目が疲れません。
(2)スパイクスポットタイプ
おしゃれなレストランの入り口で見かける、壁面やシンボルツリーを照らす照明です。
壁面を照らすと奥行き感と幻想的な雰囲気になります。
シンボルツリーを下から直接照らすと、圧倒的な力強さを演出できるため、来客のあるときやパーティーのときに照らすと、みなさんの気分も明るく開放的に変化していくことでしょう。
(3)スポットライトタイプ
壁面から目的の場所へライトを当てるタイプです。
目的の場所とライトの場所が離れていても使えますので、設置場所の自由度が低いお庭におすすめです。
(4)ポール灯タイプ
足元から、ほんのりやわらかく照らすタイプです。
お庭の角や通り道につけることで、シンプルですがやさしい雰囲気を演出できるでしょう。
3: 後悔しない電源タイプを知っておこう

先ほども少しだけ出てきた「電源」についてです。
お庭のライトアップには、電源をどうするのかを考えておかないと、ライトを購入したけれど使えずに後悔することがあります。
あなたが選んだライトは、どのような電源タイプでしょうか。
(1)太陽光(ソーラー)
配線が要りません。
コンセントも不要です。
電気代がかかりません。
今はかなり低価格になっています。
しかし、耐久性と明るさがイマイチです。
(2)12V
欧米のライトのほとんどが12Vタイプです。
日本で一般的な100Vタイプではなく、必要なものを揃えることになります。
耐久性や安全性、明るさなどに不満は少ないタイプです。
12V電源の設置に関しては、ライトを購入されるところや、外構やエクステリアの専門業者へ相談してもいいでしょう。
がんばれば、ご自身でも設置することは可能です。
DIY好きな方は、挑戦されてもいいのではないでしょうか。
(3)100V
日本で一般的な電源です。
お庭に電源を設置するためには、専門の業者へ依頼することになります。
電気代もLEDの登場で省電力化されていますので、エクステリアのアイテムとして選ばれることが増えています。
4: 実はライトだけがライトアップではありません

まだまだ日本では普及していませんが、お庭を灯りで演出して楽しむためには、「キャンドル」でライトアップを楽しむことができます。
日本で普及している、白い細長いローソクではなく、ドンとした重みと大きさのある、海外ドラマや映画で出てくるような「キャンドル」を活用してみましょう。
気候の穏やかな夜に、お庭のテーブルにキャンドルを灯すだけで、グンと落ち着いた雰囲気や幻想的な雰囲気に変わります。
5: あなたのお庭にライトアップを組み合わせる楽しみ

お庭のライトアップには、弱い明かりのライトを数多く組み合わせて使うと趣を楽しめます。
お庭の中の玄関までのアプローチを、弱い明かりのライトで作ると、ぼんやりした光が心を和ませてくれるでしょう。
壁面に灯りを当てて、間接照明でカフェのような雰囲気を楽しむことも可能です。
強い明かりをピンポイントで使うより、弱い明かりを数多く組み合わせた方がお庭を演出しやすいです。
また、2、3ヶ月ごとに、組み合わせやライトの方向を少し変えるだけでも、雰囲気がガラッと変わります。
6: まとめ
せっかくのお庭ですから、お昼間だけではなく、夜にも楽しみたいですよね。
そして、できればお家の前を通る人にも、ライトアップでおしゃれな演出を見てもらい、ホッとしてもらえるとうれしいですよね。
ガーデニングを楽しまれている方ならご理解いただけると思いますが、お庭を演出することは、暮らしの中にゆとりを生み出すきっかけにもなります。
ライトアップは比較的簡単なエクステリアであり、外構でもあります。
ぜひ、あなたの暮らしに取り入れていただき、いつものお庭をホテルのラウンジから見るお庭のように変身させてみてください。
きっとご家族の心に余裕が生まれ、いつもとは違った時間の流れを感じながら過ごせると思います。
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