敷地が狭い。
だから門や玄関、アプローチなどは、最初からあきらめている。
このように考えておられる方がいらっしゃいます。
しかし、敷地が狭くても工夫しだいで外構はステキになります。
また、私たち外構専門業者であるG-Stoneの経験と実績から、どういった部分に注意することで外構を失敗しなくて済むのかもわかっています。
そこで今回は、狭い敷地でもあきらめず、ステキな外構を手に入れてもらいたいという想いから、外構の工夫や失敗ポイントをお伝えしていきたいと思います。
1: 狭い敷地にステキな外構をつくる工夫とは

狭いスペースでも、経験豊富な外構専門業者であれば、ステキな外構をつくることができます。
(1)玄関
敷地を全部使って家を建てているので、表の道路と玄関との間に余裕がない場合があります。
このような場合、道路から玄関までの考え方を少し変えてみてください。
一般的には道路から玄関までを一直線に設計することが多いですが、ここで変化球として玄関に対して横から入るパターンも考えられます。
道路から敷地に入ったとき、道路と並行してアプローチをつくり玄関へ延ばす。
そうすることで、玄関を出るとすぐに道路という状態を防ぐことができます。
玄関を開けたとき、道路から家の中が見えるようなら、玄関前だけ目隠しをつけることでアクセントにもなり、見た目にもおしゃれな印象を与えることができるでしょう。
(2)オープン外構
住宅のまわりを塀やフェンスで囲わない、敷地の外から見ると大変オープンに庭が見える外構です。
最近の洋風な住宅に多い外構でもあります。
オープン外構は、敷地が狭い場合にも効果的です。
道路と玄関までの距離がない。
隣との境界から住宅までに距離がない。
そんな場合、塀やフェンスに使う部分がなくなりますので、敷地を最大限使うことができます。
(3)格子のフェンス
オープン外構は広く使えるから良いことはわかっている。
でも、敷地と道路との境界に何もないのは、どうにも落ち着かない。
こういった場合、向こうが見えないフェンスをつくるより、格子状になったフェンスを取り入れることでオープンでありながらも、境界を明確にすることができ、落ち着いた雰囲気を出すことができます。
格子状のフェンスを取り入れる場合は、いきなりフェンスだけにすると冷たい印象がありますので、少しだけ境界よりも後ろにさがり、下がったところへ竜の髭など緑を取り入れることで、やわらかい印象を出すようにしましょう。
(4)高低差を味方にする
玄関と道路との間に高低差がある。
そして玄関から道路までの距離がない。
そんな場合、最初にお話したように、玄関へのアプローチを横方向から取りましょう。
そして、高低差を埋めるために階段をつけることになりますが、この時、階段の手すりを格子状のフェンスに見立ててデザインすると、見た目と安全性の両方を手に入れることができます。
(5)駐車スペースもほしい
境界のギリギリまでを使いながらも駐車スペースもほしい。
そんなときには、駐車スペースから玄関までのアプローチに「ひねり」を取り入れてみましょう。
駐車スペースからまっすぐ玄関へ向かうラインではなく、少しの高低差をつくることで階段を回り込むようにデザインすることができます。
2: 狭いからとあきらめると失敗することにも
狭い場所であっても、最初からあきらめて「とりあえず」で進めてはいけません。
デザインを優先できないなら、使い勝手を最優先にして考えてもらうことで失敗することがなくなります。
(1)駐車スペース
お車をお持ちの場合。
地域によっては、お車がないと生活できない場合。
駐車スペースは、日常の中で頻繁につかう場所になります。
ですから、使い勝手が大変重要になってきます。
例えば、車に乗りやすくて出しやすくても、買い物から帰ってきたときに駐車しにくい。
荷物を持って玄関まで歩きにくい。
このような作りでは、使う度にイライラすることが増えていきます。
お持ちの車より、少し余裕のあるスペースを確保しましょう。
そして、日常で一番お車を使用される方がストレスを感じないように設計しておくのが一番です。
(2)デッキやテラス
どちらもおしゃれなスペースです。
しかし、どちらもスペースが狭いと「あるだけ」で使わないエリアになってしまいます。
これは非常にもったいないですね。
ただの物置になるか、家族で楽しめる空間になるか、使える広さやご近所からの視線などによって役割が大きく変化します。
(3)駐輪場
忘れる場所ナンバーワンです。
駐車スペースは、比較的最初の頃に思いつきます。
デッキやテラスも思いつきます。
しかし、、、どうしてか自転車置き場は忘れがちです。
その結果、家ができあがり、外構もできあがり、生活が始まってから「自転車が停められない!」と言ってしまう毎日が始まります。
こういったことにならないためには駐車スペースを考えるとき、一緒に駐輪場も考えておいていただきたいのです。
できるだけ出し入れしやすく、外から自転車が見えにくい場所。
または、自転車が見えても整然と並べることができる場所。
ぜひ、忘れずに考えてください。
そうすることで外構工事の失敗もグンと減っていきます。
3: 他にもある外構で注意しておくポイント

狭い敷地の外構で注意しておくポイントがあります。
(1)洗濯干し場
室内にスペースを持つなら良いのですが、天気の良い日にどこで干すのかを考えておきましょう。
この場所も駐輪場と同じくらい後回しになりやすいところです。
(2)野外の電源
車の掃除をするときや、庭で作業をするときに電源があると便利です。
毎回リビングや勝手口から延長コードを引っ張って使うのは面倒です。
(3)野外の水道
狭くても植物を植えることがあるのなら、野外に水道があると便利です。
また、お子さんの野球やサッカーで汚れた用品を洗う場所としても使い勝手がいいです。
(4)スロープ
高低差がある場合、将来のことを考えて階段をスロープにしておく方法もあります。
階段とは角度や距離が変わってきますから、最初から考えておくといいでしょう。
また、ベビーカーを使われるときにもスロープは便利ですので、ライフスタイルに合わせて考えてみてください。
4: まとめ
敷地が狭くても工夫しだいで外構はステキになります。
玄関の場所や玄関までのアプローチを少し工夫するだけで、狭さを感じにくくできます。
また、使い勝手の部分も忘れずに考えることで、外構で失敗することがグンと減ることは間違いありません。
敷地が狭いからと言って、外構をあきらめる必要はありません。
G-STONEのような外構専門業者にご相談いただければ、あなたの暮らしをより良いものにするご提案をさせていただきます。
あきらめる前に、ご相談ください。
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