新築したけれど、庭や駐車場、駐輪場が中途半端なまま。
新築を考えていたときは、庭や塀などは「自分たちで少しずつやろう」と思っていたけれど、実際に住み始めるとそんな時間もなくて、、、。
このようなお悩み、あると思います。
そこで、どこかの業者に頼もうかという流れになるのですが、どんな業者へどういう風に頼めばいいのか、正直わかりませんよね?
- 家を建てたメーカーに頼もうか?
- それとも造園業に頼もうか?
- 大きなホームセンターで相談してみるか?
様々な方法が浮かんでくると思いますが、ここで覚えておいて頂きたいことがあります。
せっかくのお家を、いつまでも健康な状態で長持ちさせたいのなら。
ご自身が家の中から外を眺めたときに、心が落ち着く景色にしておきたいなら。
仕事から帰ったときに眺める家が、いつも魅力的であってほしいなら。
そして、ご近所から羨ましがられ、奥さんが自慢できる外観を手に入れたいのなら。
外構専門の業者に相談することをおすすめします。
とは言っても、外構業者の私が言っているだけでは、「また、自分たちが儲けようとして」と思われても仕方ありません。
そこで、今回は外構工事を考えておられるあなたに、ハウスメーカーに依頼した場合のメリットやデメリットや、相談するときのポイントをご紹介します。
外構工事は、工事が終わってから「イマイチだし、やり直すか」と、簡単に出来ることではありません。
ぜひ失敗しないためにも最後までお読みいただいて、いつまでも快適で誇れる暮らしを手に入れてください。
目次
ハウスメーカーと外構業者のメリット・デメリット
外構工事の相談や依頼は、大きく分けると2つ方法があります。
ひとつは「ハウスメーカー」に相談して依頼すること。
すでに新築の家を購入されているのなら、その時の担当者へ電話するだけで相談できます。
もうひとつは「外構専門業者」に相談して依頼することです。
まずは、ハウスメーカーを選んだ場合のメリットとデメリットをお話します。
ハウスメーカーを選んだ場合のメリットとデメリット
(1)メリット
<メリット1:自分で探さなくても良い>
ハウスメーカーを選んだ場合、自分で外構専門業者を探さなくても良くなります。
ハウスメーカーに電話1本掛けるだけで、あなたのお家の担当者が外構工事を行ってくれる業者を探してきてくれます。
ご自身で外構業者を探して、連絡して、打ち合わせの日程を決めて、という面倒なことが軽減できます。
<メリット2:住宅ローン>
もし、今この記事をお読みのあなたが「新築前」の勉強熱心な方だったなら、こんなメリットがあります。
それは、新築前なら住宅ローンに外構工事の費用を入れられることです。
新築を依頼するハウスメーカーや工務店に外構工事を依頼することで、相談にのってくれるはずですから、住宅ローンを申請する前にきちんと相談しておきましょう。
でも、残念ながら新築後の方の場合は、今から住宅ローンに入れられませんのでご注意ください。
(2)デメリット
<デメリット1:費用>
デメリットのひとつ目は費用面です。
ハウスメーカーを選ぶと、外構専門業者と比べて高くなることが多いです。
これはハウスメーカーの外構工事は、ほぼ外注または下請けに出しているためです。
外注先や下請け先から上がってきた見積もりに、自分たちの手数料などを上乗せした金額を提示しますので、どうしてもその分の金額が高くなります。
良心的なハウスメーカーの場合でも、5%くらいは上乗せされます。
通常は20~30%の上乗せがあると言われていますから、
例えば、
ハウスメーカーから提示された外構工事の見積もりが100万円だった場合、20%が上乗せされているとすると、20万円くらいは高くなっていることになります。
20万円あれば、電化製品や家具が買えるかもしれませんね。
<デメリット2:デザイン>
デメリットのふたつ目は「同じようなデザインになる」ことです。
ハウスメーカー専属の外構工事業者の場合、出来るだけ費用を抑えるために、同じようなデザインの工事を行うことがあります。
ということは、もしかすると、隣や斜め向かいのお家と「よく似た」ものになるかもしれません。
外構のデザインは見た目も大事ですが、あなたのご家庭の将来を見据えたスタイルを取り入れることが大切です。
これから10年20年と暮らす場所ですから、あなたのライフスタイルに合ったデザインを選びたいですね。
外構専門業者を選んだ場合のメリットとデメリット
(1)メリット
<メリット1:コストが抑えられる>
ハウスメーカーを選んだ場合のデメリットでお話したことの反対です。
外構工事業者と直接やりとりすることになりますから、手数料などの上乗せがなくなります。
<メリット2:細やかな対応>
外構工事を専門に行っていますから、経験や知識が違います。
あなたの予算や描いているイメージを実現するために、専門家の経験と知識をフルに活用することができます。
(2)デメリット
<デメリット1:探す手間が必要>
ハウスメーカーの場合とは逆に、自分で外構専門業者を探して、連絡し、打ち合わせなどの日程を決める必要があります。
手間と時間が掛かります。
<デメリット2:業者によって出来映えは様々>
外構専門業者によって、得意なデザインがあります。
和風なデザインが得意なところもあれば、ナチュラルなデザインが得意なところもあります。
自分がイメージしている外構工事を得意とする業者を見つけましょう。
<デメリット3:必ずハウスメーカーより安いところばかりではない>
ほとんどの場合、ハウスメーカーよりも安いでしょう。
しかし、工法や素材などによっては、必ずしも安いわけではありません。
自分にしかイメージできないことを考える
外構工事で失敗しないポイントは、工事を依頼する業者にありますが、もっと重要なことがあります。
それは「あなたの外構のイメージ」です。
外構は今だけのものではありません。
将来を考え、ライフスタイルをイメージすることが重要です。
- 子供と犬が楽しく走れるような庭にしたいのか
- 子供とバーベキューができるような庭にしたいのか
- 休日は趣味の自転車をいじるスペースがほしいのか
それとも、
- ゆっくりと庭を眺めたいのか
- 季節に応じた花を咲かせたいのか
- テラスやウッドデッキでくつろぎたいのか
このイメージは、あなたにしかできません。
大きな方向性だけは、あなたが決めることだと忘れないでください。
ここを曖昧にしてしまうと、外構工事に失敗することになります。
外構で人気のエクステリアを紹介

外構というと庭やブロックというイメージが強いかもしれませんが、次のようなエクステリアも外構のひとつです。
そして人気があるのが、これからご紹介するエクステリア。
今考えられている外構工事にプラスすることで、家族の暮らしが便利で充実することでしょう。

(1)駐車場
下地をコンクリートにするか、アスファルトのように見える砕石にするのが一般的です。
カーポートを着けておくと雨の日に買い物へ行っても、濡れずに車の乗り降りが出来て快適です。
特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にはおすすめです。
(2)ブロックやフェンス
境界のためのブロックやフェンスは、外構でもっとも知られている施工です。
外から見えないようにする「クローズ」と、開放的な「オープン」という方法があります。
(3)門柱や扉
これも外構でよく知られている施工です。
今はおしゃれで開放的な「オープン」が増えています。
(4)玄関へのアプローチ
玄関までのアプローチは、家の顔になります。
建物の雰囲気や使い勝手に強く影響します。
ここで手を抜くと、後々後悔します。
毎日の暮らしで最もよく通り、目に入る部分ですから後悔しない素材やデザインを選んでください。
そして、あなたの家の前を通る人たちが、見ていないようで見ている部分でもあります。
せっかくなら「あっ、おしゃれでカッコイイ」と思われたいですよね。
外構工事の費用を抑える方法
(1)木や下草は自分で植える
園芸が好きな方やDIYが好きな方なら、近くのホームセンターなどで購入して自分で植えてみてはいかがでしょうか。
外構業者に前もって植える場所を決めておいてもらって、自分で購入してきた木や下草を植えると、少しは費用が抑えられるかもしれません。
植物は時期によっても値段が変化しますから、外構業者の見積もりと、ホームセンターなどの価格とを比較してみてください。
(2)ポストや表札を用意する
今はポストにもいろいろなデザインのものがあります。
かわいいものやクラシックな雰囲気のもの。
モダンなデザインのものなど、様々なポストがあります。
同じように表札にもいろいろなデザインがあります。
書体や色も豊富にありますから、あなたのイメージにぴったりと合ったものもあることでしょう。
気に入ったものがあれば、自分で用意して外構業者へ取り付けてもらえるか相談しましょう。
(3)プロの知恵を借りる
どうしても費用面で厳しい。
そんなときは、プロである外構業者の知恵を借りてください。
どの部分を変更すると、予算内に収まるのか。
素材を変えると、収まるのか。
自分たちで出来る部分は無いのか。
良心的な外構業者なら、プロの知恵を教えてくれるはずです。
まとめ
外構工事は、あなたの暮らしと家を支える大切な工事です。
そして、出来上がった外構は、あなたと家族が長く付き合うことになります。
ですから、外構工事で失敗しないためには、まずあなたの外構のイメージを作ってください。
そして、そのイメージを実現し、最適な提案をしてくれる外構業者とお付き合いしてほしいのです。
暮らしていく中で、家族の成長とともに外構も変化し成長していくことでしょう。
その変化と成長に合わせて、いつでも気軽に相談できて長く付き合える外構業者さんを選んでほしいと思います。
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