新築の外構工事で、次のようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃるようです。
「ハウスメーカーに外構工事の見積もりをとったとき、外構は概算で80万円と言われたけれど、本契約後の打ち合わせで120万円に。自分たちの理想の外構にしようとすると200万円は必要と。すでに外構工事の費用も合わせて住宅ローンを組んでいるので困っています。」
これ、結構ショックなことですよね。最初は80万円で理想の外構が手に入ると思っていたのに200万円必要。
そして、当初予算よりもかなりオーバーしているので、住宅ローンだけでは難しいかもという状態。
もしあなたが新築の外構工事を考えておられるのなら、このような困った状態にならないためにも、外構工事の専門業者である「G-Stone」がこれからお伝えする内容を参考にしてもらいたいと思います。
1: なぜ外構工事が必要なのでしょうか?

はじめに大切なことを理解しておきましょう。
あなたはどうして「外構工事」が必要だと考えているのでしょうか?
ほとんどの方は、次のように答えられると思います。
- 外構は家の顔だから
- 家に住む人のイメージを決めるから
- 外出するとき、帰ってきたとき、満足できて人に自慢できる状態を見たいから
そのとおりだと思います。
これは私たちが外構工事をさせていただいている中でも、もっとも多い理由だと言えます。
しかし、少し視点を変えてみると、外構工事は必要ないかもしれないのです。
それも凝った外構や、不必要に使いにくく込み入ったデザインの外構は、少し長い目で見ると必要ないということもあります。
私たちG-Stoneが、あなたに知っておいていただきたいことは、外構は家の顔であり、住む人のイメージを決めるパーツではありますが、予算を大幅にオーバーしてまで全ての部分を理想通りにするものではないということです。
外構工事が本当の意味で必要なのは、あなたと家族が安心して楽しく快適に暮らせるような状態になっていることです。
他人からの目も気になることはわかります。
お隣とついつい比べてしまうこともあるでしょう。
しかし、そんなことよりも、家族がいつまでもリラックスできて暮らせる外構の方が、本質的な価値も高いと思うのです。
外構工事とは見栄や自慢の表現方法ではなく、家族が安心して暮らせる状態を手に入れるために必要だということをご理解いただきたいのです。
2: 外構工事の範囲とは

それでは外構工事の範囲についてお話しておきましょう。
外構工事を何度も経験されている方は多くありませんので、どの範囲までが対象なのかわからないまま見積もりを取っているということもあります。
一般的に「外構工事」と呼ばれる範囲は、お家の外側の工事を指しています。
- 塀
- フェンス
- 垣根
- 門扉
- 門柱
- 玄関アプローチ
- 駐車スペース
- カーポート
- 駐輪スペース
- お庭
- 植栽
- シンボルツリー
リビングから庭へ延びた
- ウッドデッキ
- サンルーム
- テラス
また、おもしろいことに新築の場合、玄関はお家側の工事となりますが、リフォームなどの場合は玄関の工事も外構工事に入ってきます。
こういった範囲が外構工事になります。
3: 外構工事の予算を知ろう

それでは気になる外構工事の予算を見ていきましょう。
(1)フェンスの予算
設置する長さや土地の状態、フェンスに選ぶ素材や形状によって予算が変わってきます。
一般的なフェンスですと、材料費と工事費込みで幅200cmの場合約5万円くらいです。
この金額を基準に、あなたのお家に必要な長さを掛け合わせて目安を出してみましょう。
ここで知っておいて欲しいのは、フェンスの予算はオープン外構とクローズ外構で違ってきます。
オープン外構の場合ですと、お隣と裏のお家との境界だけで済みます。
いっぽうクローズ外構の場合は、玄関の方角にも必要になるので、トータルで必要になる長さが変わってきます。
デザインによって予算が変わりますので、フェンスの予算を出すときにはオープンかクローズかを先に決めるのが良いでしょう。
(2)駐車スペースの予算
駐車スペースも車を停める部分に敷く材料や工事の方法で予算が変わってきます。
よく使われるコンクリートを敷いた場合なら、1平方メートルで約1万円くらいです。
あなたの車に必要な面積を掛け合わせることで、目安を求めることができます。
また、駐車スペースにカーポートを設置する場合には、カーポートの費用と、柱の工事費用や設置の費用も必要になってきます。
できれば最初からカーポートをつけるのかどうかを考えておくと、後から予算オーバーに慌てることもなくなります。
(3)門まわりの予算
多機能な門柱と扉をつけるなら、一般的な住宅の場合30万円くらいが目安となるでしょう。
オープン外構ですと、もう少し予算を下げることも可能です。
(4)生け垣やお庭・植栽の予算
工事というよりも、どの植物を選ぶのかで費用が変わってきます。
またシンボルツリーなどは、一度植えると変えることも少ないので、できるだけ健康な木を選ぶことも必要です。
生け垣やシンボルツリーは、外構工事に含めておくと良いですが、お庭や植栽に関しては、外構工事が終わってからでも可能なので、予算によって調整しましょう。
4: 予算内に収める方法

外構工事を予算内に収めるためには、次の3つのポイントが大切です。
(1)計画
理想を実現するために、必要な外構工事を積み上げていくと簡単に予算をオーバーします。
ですから、まずは外構工事に使う資金を計画しましょう(限界点を先に決めましょう)。
一般的には、お家の価格の10%を外構工事に使うと良いと言われています。
(2)優先順位
外構工事の内容に優先順位をつけましょう。
絶対に外せない工事はどれなのか。
1年後でも良い工事はどれか。
休日に自分たちで少しずつできることはどれか。
優先順位をつけることで、資金計画を超えることが減ってきます。
(3)業者選び
同じ外構工事の内容を、2~3社の外構工事業者へ見積もり依頼しましょう。
ここのポイントは「同じ外構工事の内容」を伝えることです。
各社に別々の工事内容を伝えると、見積もりを比較することができません。
ハウスメーカーとフランチャイズの外構工事業者、地元の外構工事専門業社、というように3つの会社から見積もりを取ると、それぞれの提案や金額の開きが見えてきます。
これらの中から
- 金額
- 工事の内容
- 連絡の早さ
- 対応の良さ
- アフターケア
こういったポイントを重視し比較して、あなたが信頼できると感じた業者さんへ依頼してください。
また、優先順位で少しふれましたDIYも検討しましょう。
もし、ご自身で出来ることがあるのなら、DIYでやってみるというのもアリです。
水道や電気の引き込みや設置は難しいですが、花を植えるとか砂場を作るとかなら、休日にチャレンジすることもできるでしょう。
当然ですが、材料費だけで出来ますので、必要な資金を軽減することができます。
5: まとめ
外構工事の成功は、資金計画、優先順位、業者選び、まずはこの3つで決まります。
ですので、面倒くさがらずに、あなたが信頼できる業者を探して依頼してもらいたいと思います。
特に地元の業者さんなら、後々のケアや困ったときにも相談しやすいと思います。
「お金を払ったら終わり」ではなく「長くつき合える」ことがお家に関しては大変重要です。
こういった部分も考慮しながら、予算に合わせた外構工事を進めてください。
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