- お隣との境界にフェンスを設けたい。
- 道路との境界にブロックを設けたい。
- 車が大きくなったので、カーポートを取り替えたい。
また
- 玄関の前にブロックで塀を作りたい。
- 土だと雨でぬかるむので砂利を敷きたい。
- ペットが道路へ飛び出さないようにしたい。
こういう思いが出てくると、新聞の折り込みチラシが気になりはじめると思います。
で、チラシをよく見ると当たり前のように書いてあるのが「外構(がいこう)工事」という言葉。
漢字からイメージが伝わってきますので、何となく理解できますが、はっきりとはわからない。
そんな方もいらっしゃることだと思います。
そうなんですよね。わたしたちの業界では当たり前に「外構工事」と言っていますが、よくよく考えてみると、一般的な言葉ではありません。
というよりも「外構」という言葉を知らない方が当たり前なんだと、改めて思い返すとわかります。
そこで、今回は「外構」という言葉に興味をもって頂いたあなたに、外構についてわかりやすくお話させて頂きたいと思います。
それでは、早速「外構」についてお話します。
外構とは
家だけが建っていても、人は快適な暮らしを送ることはできません。
快適な暮らしを約束し、家にとっても欠かせないのが、これからお話する「外構」です。
まず「外構」とは、どんなことを指しているのかを覚えてくださいね。
外構について
「外構」とは、塀や門、玄関からのアプローチ、カーポートや庭の大枠など、家の周りにある建築物のことを言います。
昔は
- ただ境界にブロックがあればいい
- 目隠し出来ればいい
- とりあえず安くできればいい
というようなこともありましたが、現在は建物の外観と調和し、防犯性にもすぐれ、そして「魅せる」ことを意識する必要が出てきています。
ガーデニングとは違うの?
こんな疑問も出てくると思います。
確かに違いがわかりにくいですね。
ガーデニングには生け垣を使った目隠しや塀もありますから。
でも、外構とカーデニングは違うんですね。
- 家を守る
- 野外に生活に必要な設備を作る
- 庭の大枠を作る
のが「外構」。
- 芝
- プランター
- 寄せ植えや花壇
などを配置し、色とりどりの花や木で庭を彩るのが「ガーデニング」。
「外構」は快適な生活に必要なもの。
「ガーデニング」は快適な生活で得た、余裕を楽しむもの。
外構とガーデニングには、こんな違いがあります。
外構の種類
外構についての大まかなイメージは、ご理解頂けたかと思います。
次に、外構には大きく分けて2つの種類があることを知っておいてください。
クローズ外構
一世代前の日本の住宅で良くみかけた外構です。
外部からの視線を遮断するように積み上げられたブロックの塀。
風格や威厳を醸し出す門や扉。
道路や隣との境界をはっきりと分けるために作られている外構です。
閉鎖的なイメージもありますが、日本では一般的な外構の種類ですね。
オープン外構
欧米に多い、境界をあまり意識させない外構です。
塀や門、扉の代わりに木を植えることで、開放的なイメージを演出しています。
居住エリアとの調和を考慮したものもありますし、近年の日本での住宅が洋風化したことも手伝って、オープン外構は増えてきています。
外構工事の種類
それでは、外構工事の種類を具体的に紹介しましょう。
- 境界を作る塀や生け垣
- 門や扉
- フェンス
- 玄関へのアプローチ
- カーポート
- 車庫
- 駐輪場
- テラス
- ウッドデッキ
- 土間
- 庭
- 植栽
- 飛び石
- 砂利敷き
- U字溝
- マンホール
- メーター類の移設
などのように、家の外で必要となる設備全般です。
こうやって見ていくと、現在の外構とは「エクステリア」と重なる部分が増えてきています。
これは外構に
- 装飾性:インテリアと同じように「見た目」が重視されている
- 機能性:従来通り使い勝手はもっとも大切な部分
- 娯楽性:空間を楽しむ人が増えた
が求められる時代になったからでしょう。
そして、外構を考えておられる方の「デザインイメージ」や「空間の活用」に対するこだわりが、はっきりしてきているからだとも思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
折り込みチラシに書いてある「外構工事」の意味が、ご理解頂けていれば大変うれしく思います。
今回お話させて頂きましたように、外構工事は従来とは違い進化しています。
ただ境界をはっきりさせたい。
目隠しできればいい。
ということだけではなく、家を含めた敷地全体を意識した「外構」が重視される時代に入っています。
そういう意味では、今後ますます、外構とエクステリアの境界は無くなっていくのかもしれません。
そして確実に言えることは、外構が「隠す」から「魅せる」に変化していることです。
あなたが「今」手を入れたい外構工事はどの場所ですか?
快適な生活空間を満喫するためにも、信頼できる外構工事業者にご相談ください。
そして一日も早く、小さなイライラを無くした快適な暮らしを送ってください。
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