ご自宅にウッドデッキを設置しようと考えておられるなら、次のような不安はありませんか?
- 見た目は木製が好きだけど、経年変化で色あせると・・・
- 子供が木のささくれでケガしないかどうか心配で・・・
- 人工のものは夏場、足が置けないくらい暑くならないの?・・・
このような不安や疑問を持ったまま、または、これからご紹介する内容を知らないままウッドデッキを設置すると、せっかくお金を使ったのに後悔だけが残ることもあり得ます。
ウッドデッキの設置や施工だけではなく、外構工事全般を専門的に行っている「G-Stone」が今回はウッドデッキのメリットやデメリットをお話していきます。
1: ウッドデッキで後悔しない方法

ウッドデッキを安易につけてしまうと、後悔することがあります。
その後悔とは、
- 3年くらいしたら腐ってきた
- ウッドデッキの下を見ると、虫が居るから気持ちわるい
- 視線が気になる場所に設置したのが間違い
ハウスメーカーさんで新築を依頼すると「ついでにどうですか。あると便利ですし、安くできますから。」というセールストークにフラフラ~と乗ってしまい
柔らかく安い値段の木を使ったウッドデッキが設置され、上のような後悔を感じている人がいるようです。
このことからわかる「後悔しない方法」としては、次の2つが上げられます。
- (1)柔らかい安い木は選ばない
- (2)目的も無く設置しない
(1)柔らかい安い木は選ばない
こちらは想像出来ると思いますが、柔らかく安い木は耐久性が低いものです。
そのため雨や風、地域によっては雪に直面すると塗装が2~3年しか持ちません。
ですから、3年目くらいに塗装のやり直しをすることになりますが、これがまた費用がかさみます。
また、木同士が組み合わされている部分には、塗料を入れることができませんから、こういった地味な部分から腐食が始まり、5年くらいたつと見た目のオシャレさがなくなったデッキが目の前に登場します。
このような状態を回避するためには、堅いしっかりとした木を選ぶか、人工木を選ぶのがベストとなります。
(2)目的も無く設置しない
「とりあえず」で設置すると、ホント、使えないデッキが完成します。
広さも場所も考えずに設置していますから「ただあるだけ」で、実用性がゼロという、大変残念なことになることもあります。
また、あるからと無理にモノを置くと、ただのゴチャゴチャして汚れた物置と化し、誰の目にも「オシャレ」とはほど遠い場所になってしまいます。
あなたが今、ウッドデッキを考えておられなら、この2つのポイントを考えましょう。
2: ウッドデッキには2つある

先ほど話に出てきましたが、ウッドデッキには2つの種類があります。
(1)天然木
天然木の良いところは「木の暖かさ」を目と肌感覚で感じられることです。
また、天然の木は加工(切る、削るなど)を行いやすいため、あなたの要望を実現することも可能です。
それでは天然木のメリットとデメリットを見ていきましょう。
- やわらかい木の場合は加工しやすい
- やわらかい木の場合は安い
- 木の暖かさを感じることができる
- 真夏でも木の表面の熱さが人工のものよりもマシ
- やわらかい木は腐りやすい
- 堅い木は腐りにくいが加工しにくい
- 堅い木は腐りにくいが高い
- 定期的なメンテナンスが必要
- シロアリなど虫がやってくる
- 色あせる
(2)人工木
人工木の良いところは「耐久性」でしょう。
また、人工木は工業製品なので安定した品質と豊富なカラーを用意することができるため、あなたの要望を実現することが可能です。
それでは人工木のメリットとデメリットを見ていきましょう。
- 安定した品質
- カラーが豊富で選びやすい
- 耐久性が高い
- 虫がやって来にくい
- メンテナンスが簡単
- 色あせて惨めな感じがない
- 概ねどこに依頼しても費用が同じ
- とにかく日光を吸収すると暑い
- 工業製品なのでアレルギーが心配な場合もある
- 木の「ホッ」とする感じはない
- 木のように雨を吸収しないので水が残ることも
- 費用はやわらかい木よりも高めになる
このように、天然木と人工木でメリットとデメリットがあります。
ポイントはメンテナンスと耐久性ですね。
DIYが大好きなら天然木が楽しめるでしょう。
定期的なメンテナンスはやりたくなく、耐久性の高い方が良いなら人工木がおすすめです。
3: あなたの目的は何ですか?

これまでにも何度か出てきていますが、ウッドデッキは素材も大事ですが、目的が非常に大切なんです。
というのも、目的が曖昧なまま設置すると、適当な場所に設置することが多いため、デッキに出ると道行く人と目があったり、隣の方の視線を常に感じたりすることがあるんです。
こういう経験が続くと、視線が面倒になってデッキに出なくなり、結局はデッドスペースとして存在することになり得ます。
ですから、デッキの設置を考えられたときには、目的を明確にし、目的を楽しむために最適な場所を見つけましょう。
もし、どうしても設置したい場所があるけれど、その場所には視線が飛んでくるのなら、目隠しとして木を植える方法もあります。
経験豊富な外構工事専門の業者なら、自然な感じで視線を遮る方法も熟知していますから、相談しながら進めてもらえるといいですね。
4: おすすめデッキ素材はコレ!

最後に、おすすめなウッドデッキの素材を紹介しておきます。
目的にもよりますが、木の温もりを感じながらDIYが好きなら「ハードウッド」と呼ばれる堅い木を選んでください。
湿度が高い地域で育った木は、雨にも強く腐りにくい特徴があります。
ヨーロッパなどでは、10年以上大丈夫と言われている木もあります。
木の温もりよりも、メンテナンス性と耐久性を重視するなら「人工木」がおすすめです。
色あせることも少なく、耐水性、耐久性もありますから使いやすいと思います。
また、人工木は品質が安定しているのとカラーが豊富なので、あなたのお家にぴったりあったものを選ぶことができるでしょう。
注意するのは、気温の高い日に素足で歩かないこと。
こういったポイントもありますが、手軽にウッドデッキを楽しむにはうってつけではないでしょうか。
5: まとめ
ウッドデッキを設置されるとき、一番大事なのは「あなたの目的」だということです。
見た目にオシャレですし、あれば便利そうに思うものですが、目的を明確にしておかないと誰も使わないデッドスペースになってしまうことが多いです。
アウドドア用品の倉庫のようになったり、お子さんが外で遊ぶオモチャ箱置き場になったり。
ウッドデッキを家族の中でどのような位置に置き、どのように使うのか。
家族が集まる場所でもいいでしょう。
友人を集めて食事する場所でもいいと思います。
ウッドデッキの横に車を置けるなら、グランピングの場所としても楽しめます。
このように具体的な目的をいったんは決めておき、それから、天然木にするのか人工木にするのか。
メンテナンスのサイクルなども含めて検討してもらえると後悔することも失敗することもグンと減るはずです。
今回の内容を参考にしていただき、本当に必要なウッドデッキを設置して暮らしを豊かにしてください。
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